高座の畳の修復
畳床の修復
木の枠の中に畳の芯材がが入っています
稲藁でできた芯材の藁床が入っていました
詳しく調べてみると中央の部分は枠より膨らんでいて、角は逆に凹んでいますね
今回はこの凹凸を治したいと思います
敷き込みの時に使う鉤針で藁床を持ち上げると、ふわふわした感じで柔らかくなっていますね
普通に置いただけでグニャッと曲ってしまいちょっと硬い座布団の様ですね
藁床の裏を見てみるとこの床は機械で作ってなく手で一針一針縫ってある床で埼玉県畳高等職業訓練校の中にある畳博物館の中で見た藁床と同じ物でした
明治41年(1908年)の新聞が出てきたと言うことはこの藁床も当時の物と考えるのが普通だと思うと111年前の畳の修復だと思います
藁床には頭板という木の板が縫い付けてあるのでそれを外します
そして畳床を糸を使って補強していきます
まず畳に横に糸を1本横に通し畳の下から縫い上げ
1本通した糸をまたぎ下に縫い下ろし糸を締めます
拡大するとこんな感じ
これを畳の厚さがほぼ同じになるように力加減を調整しながら全面に施します
この作業は時間がかかるので取り敢えず今回はここまで
今回は取り敢えずここまで
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