畳包丁のメンテナンス
畳包丁を研ぐ
畳の包丁はデカイです
長さが1尺1寸(約33cm)幅が2寸7分(約8cm)で重さが300gです
今回メンテナンスするのは大包丁になります。
この大包丁は主に畳床などを切ったりする包丁で1枚の畳を半分に切り半畳の畳にするときにも使います
ですので畳を数枚切ったら切れなくなるので包丁を研ぐ必要があります
切れる包丁かどうか簡単に見極める方法があります
それは手の爪を使います。
このように包丁の刃を爪に当ててみるとわかりますが爪の上をツルツル滑るようならその包丁は切れません
包丁を前後に動かしてみて包丁が爪に吸い付く感覚があればその包丁は切れます
※この方法は絶対に爪が傷つきます。ごくごく浅く切ってしまうので爪を綺麗にしている人は絶対マネしないでください。
僕自身は爪に傷がついても気にしないし手っ取り早く切れる包丁かどうか確認できるのでこの方法で確認しています
あとよーく刃を見てみるとわかります
刃の先がに光を当ててみて光が反射していたら切れなかったり刃が欠けているますね
このように切れないところは光を反射します クリックして大きい画像へ
包丁を研ぎましょう
まずは片面
そして反対側
荒い砥石→中砥石→仕上げ砥石の順番で研いでいきます
畳屋あるある
包丁を研いだ直後に藁床(稲藁製の畳の心材)を切った時、ごく稀に混入している小石を切ってしまい一瞬にして包丁が切れなくなる悲しみ
さすがにこの時の精神的ダメージはデカイ
包丁と怪我
切れない包丁で
無理に力を入れて使っているので包丁で怪我をした時に力が入っているため勢いがあり、切り口が深く荒くなってしまい治るのに時間がかかり傷跡も残りますね
切れる包丁は
無理な力を入れることがないので怪我をしても、切り口は綺麗で切った瞬間直後の痛みが少ないし治りも早いし傷跡も残りにくいですね(僕の経験談)
道具は大切にまた常にメンテナンスを。