畳表の裏返しと今は亡き親父の仕事
畳表の裏返し
今日は畳表の裏返しのお仕事をさせていただきました。畳表の裏返しとは こちら
今日のお客様は十数年前に畳表の張替えと新品の畳を納めさせていただいたお客様です
お客様には毎年、年賀状で新年の挨拶をさせていただいていて、今回は年賀状を見てお問い合わせいただきました。ありがたいですね
今回の畳は筑60年の家で新築当初から敷いてある畳を手掛けることになりました
前回は今は亡き親父が畳表の張替えをしたそうです
今回は僕が手掛けることになったのですが親父の仕事を見れる貴重な経験でテンションがあがってしまいましたね
色は焼けて黄金色から茶色に変色していく途中の畳です
この畳をバラして畳表の裏側を使います
十数年経っていますが良い畳表を使っているのと
お客様が畳を丁寧に使っていたので
裏側は染み1つなくキレイなままでした
畳をバラして親父の仕事を見てみる
畳をバラしてみると、所々畳床を修復した形跡がありどんな方法で修復したのか
糸はどう通っているのか、なぜ細かく縫い止めてあるのかなど考えながら
作業を進めていき沢山のことを学ぶことが出しました
親父はこの修復をどのぐらいの時間で仕上げたかは不明ですが
時間を想定したら、とても納める時間までに畳を仕上げることが出来るかどうか
不安になってしまうほどの量と質の良さ『親父ってすんげー』って改めて思いましたね
最後に仕上げ
今回は緑の梅の柄の縁を客様がチョイスされました
素敵ですね
畳はこれから日に焼けて黄金色になりそして茶色に向かって色が濃くなっていきます
次回この畳を手掛けるのは十数年後そのとき僕はどんな職人になっているのでしょう
今日のお客様に感謝です