小児の夜泣きと薬草として使われていた藺草
平安時代の書物に・・
981年の深根輔樋仁の『本草和名』これな日本最古の植物辞典にも
藺草は薬草としての記載があるそうです
しかも本の中の『本草外薬七十種』というところに藺草は燈心草(トウシンソウ)
って記載されてます
また983年の丹波康頼の日本最古の医書と呼ばれている『医心方』
にも藺草の薬草としての記載があるそうです
このことから藺草は昔から薬草としていました。
薬草としての効果
『和漢三才図会』には「イグサを細かく摩り下ろして
燈心部分だけを取り出して、これを煎じて飲むことにより
感染による炎症を抑え水腫れの効果がある」とか
「焼いて灰にした物を飲用する事で喉の疾患を和らげる」
と記載されているそうです。
こどもの夜泣きにも効果あり!?
マジで!と驚きの事なんですが
1886年の村井純の『和方一万方』という書物に
『小児の夜泣きには、藺草を黒焼きにして細末にして、
これを乳首に塗って小児に無理やり飲ませると効果がある』
と記載されているそうです
かなりワイルドな方法ですね