建材床

建材床の構造

建材床は主にインシュレーションボードとポリスチレンフォームでできています。
ポリスチレンフォームは断熱効果があるので床下からの冷気を抑えます。

加工がしやすくカッターでも切ることができます。

建材床の特徴

軽量素材

ポリスチレンフォームが畳床のほぼ半分を占めているので畳自体も軽いので畳を干すのは容易です

断熱効果

ポリスチレンフォームにより断熱効果があります

組合せが替えれる

最下層にポリスチレンフォームにすればコンクリートの床から結露が発生しても大丈夫です

コストが安い

藁床に比べて安いコストで畳を作ることができます

厚さの自由度

建材床に使われているインシュレーションボードやポリスチレンフォームの厚さを変更することにより畳の厚さも変更することができます

耐久性がない

インシュレーションボードとポリスチレンフォームは、畳を作る時に針と糸を使って縫うのですが、その時にできる針穴は塞がることがなく、何度も縫うことが出来ないので数回の畳表の張り替えてしかできない

復元力がない

ポリスチレンフォームは、圧力に弱いので部屋の入り口付近の必ず踏む所は、年々凹んでいき畳が薄くなります。最終的に畳の厚みが半分になることも・・・

インシュレーションボードは白アリの好物

インシュレーションボードは木製チップが原料をなっていてカッターでも切ることができる柔らかい素材です。白アリは柔らかい木材を好むのでインシュレーションボードは大好物です

伊藤たたみ店では

  1. 畳を敷くお部屋にもよりますが、基本的に藁床をお勧めしています。
    対応年数が長く、修復も可能な場合が多いからです。
  2. 稲藁製の畳を作る場合は、藁床と畳表の間にホウ素の成分を含ませた防虫シート(マイトスタット)を標準で入れています。
    畳表の張り替えなどで畳を分解した時に、畳床と畳表の間に防虫シートを入れることもできます(1畳880円)。
  3. ダニなどが畳に異常繁殖した場合、その畳を畳乾燥機に入れてダニやその卵等をほぼ全滅させることもできます。
  4. 畳乾燥機は1回に12畳まで対応し、1回15,400円です(1畳あたり1,283円)。