畳床(たたみどこ)の種類 【畳の心材の種類】
畳床とは・・・
畳床は、畳にとって身体に当たる部分であり、畳としての特性・機能を十分に発揮できるかどうか、和室としての美しさ・安らぎ感を生み出すかどうかを左右する重要な心材と言えるでしょう。
畳の心材となる部材は、稲藁【いなわら】を原材料にした【藁床】やポリスチレンフォームとインシュレーーションボードなどを原料にした【建材床】など各種があり、お部屋の条件や用途によってそれぞれ最適なものが使われています。
藁床（稲藁製の畳床）
乾燥させた稲藁を縦横に約40cm積み重ね、圧縮して固く縫い止め、厚さ5cm程度の板状に加工するのが最も伝統的な心材です。
稲刈り後に残った茎を副産物として有効活用したもので、適度な弾力性、高い保温性、室内の調湿作用や空気浄化作用など優れた機能性を有する。 詳細についてはコチラ
建材床
建材床は、ポリスチレンフォームとインシュレーションボードを組み合わせた軽量で安価な畳床として、現在主流となっています。
しかし、耐久性や修復性に劣り、長期間の使用には適していないという欠点があります。