梅雨の湿気は畳の天敵！プロが教えるカビ対策と予防の基本
梅雨の湿気は畳の天敵！プロが教えるカビ対策と予防の基本
こんにちは、桑名市の伊藤たたみ店です！
いよいよ梅雨の季節がやってきましたね。ジメジメとした空気は、気分まで憂鬱にさせがちですが、実は私たちの大切な畳にとっても大敵なんです。湿度が高い状態が続くと、あっという間にカビが生えてしまうことも…。
「去年もカビに悩まされた…」「うちの畳は大丈夫かな？」と心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか？
そこで今回は、畳のプロである伊藤たたみ店が、梅雨の湿気から畳を守るためのカビ対策と予防の基本を徹底解説します！ぜひご自宅の畳を守る参考にしてくださいね。
なぜ梅雨に畳はカビやすいの？
畳の主な素材であるい草は、湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥している時には湿気を放出するという、優れた調湿効果を持っています。これが畳が「呼吸する」と言われる所以です。
しかし、梅雨のように高湿度が長く続くと、畳が吸収できる湿気の量にも限界が来てしまいます。吸収しきれなくなった湿気が畳の中にこもり、さらに部屋のホコリや汚れが栄養源となって、カビが繁殖しやすい環境が整ってしまうのです。
【写真でわかる！】今日からできる！畳のカビ対策と予防の基本
カビの発生を抑えるには、とにかく**「湿気をためないこと」と「清潔に保つこと」**が重要です。具体的にどんな対策ができるのか見ていきましょう。
1. こまめな換気がカギ！
梅雨時期でも、晴れ間が見える日や、湿度が比較的低い日（朝晩の涼しい時間帯など）には、意識して窓を開けて換気を行いましょう。対角線上の窓を開けることで、風の通り道ができ、効率的に部屋の空気を入れ替えられます。
また、扇風機やサーキュレーターを使って部屋の空気を循環させるのも非常に効果的です。特に湿気がこもりやすい部屋の隅や、家具の裏側にも風が当たるように工夫してみてください。
2. 除湿グッズを賢く活用しよう！
「換気だけでは不安…」「日中留守にすることが多い」という場合には、除湿グッズの力を借りましょう。
- 除湿器： 部屋全体の湿度を下げるのに最も効果的です。畳のある部屋に設置して、運転させてみてください。
- 除湿剤： クローゼット用や押し入れ用の置き型除湿剤を、畳の部屋の隅や、家具と畳の隙間などに置くのも良いでしょう。
- エアコンで除湿：エアコンを使ってお部屋を除湿しましょう
3. 畳の上に物を置きっぱなしにしない！
布団や座布団、大きなラグなどを畳の上に敷きっぱなしにしていると、その下に湿気がこもり、カビの温床になりやすいです。
晴れた日には布団を上げて風を通したり、不要な物は置かないように心がけましょう。
また、重い家具や段ボールなども、湿気を閉じ込めてしまう原因になります。
たまには家具を動かして、畳に空気が触れるスペースを作ってあげてくださいね。
4. 乾拭きで表面のホコリ・汚れを除去！
カビは、ホコリや汚れを栄養にして繁殖します。普段からこまめに畳の表面をきれいに保つことが重要です。
掃除機をかける際は、畳の目に沿って優しくかけましょう。そして、週に一度は乾いたぞうきんで畳の目に沿って拭く習慣をつけるのがおすすめです。
濡れたぞうきんで拭くと、かえって畳に湿気を与えてしまうので、必ず乾いた状態で拭いてくださいね。
もしカビが生えてしまったら…プロに相談が安心！
もし、残念ながら畳にカビが生えてしまった場合、軽度のカビであればご自身で対処できることもあります。
- 換気をする： まずは部屋の換気をしっかり行い、乾燥させます。
- カビを払い落とす： 乾いた歯ブラシや、古いストッキングなどで優しくカビを払い落とします。決してゴシゴシ擦らないでください。
- 拭き取る： 消毒用エタノールを薄めた液を布に含ませ、カビが生えた部分をポンポンと叩くように拭き取ります。
ただし、カビが広範囲にわたっている場合や、畳の奥深くまで根を張ってしまっている場合は、無理に自分で対処しようとすると、かえって畳を傷めてしまったり、完全にカビを取りきれずに再発してしまう可能性が高くなります。
そんな時は、迷わず畳のプロである私たち伊藤たたみ店にご相談ください。畳の状態を見極め、適切な処置や、必要であれば表替え・新調のご提案をさせていただきます。
まとめ
梅雨の時期は、畳にとって試練の時ですが、日頃のちょっとした心がけでカビの発生をぐっと抑えることができます。
- こまめな換気
- 除湿グッズの活用
- 物を置きっぱなしにしない
- 乾拭きでのこまめな掃除
これらの対策を実践して、今年もジメジメした梅雨を快適に乗り切りましょう！
畳のお手入れについてご不明な点がありましたら、いつでもお気軽に伊藤たたみ店にご相談ください。皆様の快適な畳ライフをサポートいたします！
